府中郷土の森は、「街はぴ」では四季折々の花など美しい写真とともに紹介されているので、おなじみかと思います。
今回は、博物館のプラネタリウムで上映されている映画についてご紹介します。
「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」
これは、2003年に日本が打ち上げた小惑星探査衛星「はやぶさ」を紹介する科学映画です。
惑星探査というとパイオニアやボイジャーなどが太陽系の惑星に行き、写真を撮ったり、調査をしたりとご記憶にある方も多いかと思います。最近では「かぐや」が月の表面を鮮明なハイビジョン画像で撮影したなどもありました。
しかし、この「はやぶさ」は、他の探査衛星とちょっと異なります。目的地は小惑星「イトカワ」。そこに行って着地し、岩石を採取したらそれを持って地球に戻ってくるという世界初のユニークな試みなのです。
プロジェクトは、いろいろなトラブル続き、決して順調ではなかったようですが、打ち上げから7年、無事に目的を果たして今年の6月に戻ってくる予定らしく、今現在も地球に向けて飛行中。
映画では、衛星という機械なのに、その苦労話を聞いているとだんだんと感情移入してしまい、エンドロール中の最後のシーンには、目頭が熱くなるものが...
科学映画といっても、5歳の娘でも十分理解できたようなので、お子様でも大丈夫。
映画と言ってもここはプラネタリウムの中。普通の映画と異なりドームなので、この映画も全天周映画です。
その半球の中に、CGで再現された宇宙空間を投影しているので、上映中は見ている観客すべてが宇宙に浮かんでいるような感覚になります。
最近は3D映画などもありますが、飛び出すのではなく、こちらが放り出される感じ。これもなかなかスゴイ体験です。
映画上映の前には、プラネタリウム投影による季節の星空紹介があります。都市化が進んで夜空も明るくなり、見える星の数も少なくなりましたが、ここでは満天の星空に会うことができます。解説員さんのわかりやすく丁寧な説明で、冬の星座のお話。
日頃、星にあまり興味を示さない娘や妻も、話に聞き入っていました。ド近眼の妻も「初めて満天の星空を見た」とか。
余談ですが、このプラネタリウム投影機、郷土の森のすぐ近くにある五藤光学という会社の製品。この会社は、プラネタリウムなどの世界的なメーカーで、世界中の博物館や科学館に投影機を納めています。ここはまさにお膝元です。
さて、この映画ですが、上映スケジュールがちょっと少なく、日曜・祝日の午前11時からのみの上映です。実は昨年の夏から始まっていたので、通常時間のメイン作品は他の作品です。しかし、嬉しいことに、はやぶさの帰還に合わせて、6月6日までの再々延長が決まりました。
関東地方では、他にも八王子サイエンスドームと相模原市博物館でも上映しているようですが、フルバージョン(43分)で上映しているのは、府中郷土の森と相模原(~3/14)だけです。
6月の帰還が近付くとマスコミなどでも話題になることは間違いなく、混雑も予想されます。是非お早めにどうぞ。
・この時期、上映中館内が肌寒く感じることがあるかもしれません。もちろん外よりは暖かいですが、ひざかけにもなる上着などをご一緒に。また、館内では真上を見るために椅子が倒れるのですが、子供が席に座る場合、子供の軽い体重では押し返されてしまうことがあります。椅子と肘掛の間にタオルなどを挟むと固定できるのでおすすめです。落ち着いてみることができると思います。
・ちなみに映画のナレーションは「ウルトラマンタロウ」の篠田三郎さん。
府中郷土の森 プラネタリウム
プラネタリウム観覧料金:
大人400円 中学生以下200円
他に博物館の入場料が必要です。
大人200円 中学生以下100円 4歳未満無料
【2010.6.10追記】
いよいよ、地球帰還は6月13日。
沿線を含め、関東周辺の上映館も増えて(戻って?)きました。詳細は
こちら
カプセルを分離した後、はやぶさ自身は大気で燃えてしまう...落下は南半球なのでその最後の姿を目で見ることが出来ないのが残念です。